今回はウーパールーパーの飼育方法について解説していきます!
かつてテレビCMで知名度を上げ、今では知らない人の方が少ないウーパールーパーの飼育方法について解説します。
かわいらしい見た目のウーパールーパーもなれてしまえば飼育も難しくありません。
ウーパールーパーってどんないきもの?
ウーパールーパーは正式名称がメキシコサンショウウオ、あるいはメキシコサラマンダーといいます!
ウーパールーパーは両生綱有尾目トラフサンショウウオ科トラフサンショウウオ属に分類されます。
ウーパールーパーはエラが外側に左右3つずつあり(外鰓と言います)、エラ呼吸と肺呼吸ができます。
この特徴からウーパールーパーはネオテニー(幼形成熟)
に分類されます。
ネオテニーとは・・・性的に成熟した個体において非生殖器官に未成熟な性質が残る現象のこと
(Wikipedia参照)
ウーパールーパーは最大25cmほどになり、寿命は約10年です。
意外と大きくなりますし、比較的長生きするので始めて買い始める時は注意が必要です。
夜行性で、再生能力が高く、足やエラがなくなってしまっても時間が経つと元通りになります。ヤモリと同じような性質ですね。
ペットとして飼われるようになり、改良によって現在では様々な品種があります。
例:リューシスティック、アルビノ、ブラック、ゴールデン、マーブル etc.
ウーパールーパーの飼育環境
次にウーパールーパーの飼育に適した環境について解説していきます!
ウーパールーパーは先ほど行ったとおり、25cmほどにもなります。
なので水槽のサイズは45cm以上をおすすめします!
フィルターもある方が良いでしょう。もしフィルターなしでの飼育なら2日に一回は水換えをした方が良いでしょう。
ウーパールーパーの飼育水温は10~20℃で低めです。
また暑さに弱く25℃以上にならないように気をつけましょう。
特に夏場は気温と同様水温も上がるので、クーラーやファンの設置を忘れないようにしましょう。
対して水温が低すぎると冬眠してしまうので温度管理には細心の注意を払ってくださいね。
また強い水流を嫌うので、フィルターなどの水流は緩やかにしましょう。
水槽の底に小さすぎるものを敷いてしまうと、誤って食べてしまう恐れがあるので敷くものは比較的大きいものにしましょう。
飼育するときは単独飼育が良いです。複数で飼育してしまうと他の個体の足やエラを食べてしまい見栄えを損ねてしまうことがあるからです。
複数で飼育できないことはないですが、見栄えの問題も気にならない人や広い飼育スペースがある人はやってみても良いかもしれません。
またウーパールーパーは夜行性なので隠れ家やシェルターなどがあると尚良いです。個人的にはなくても全然大丈夫だとおもいます。
ウーパールーパーの餌は?
次にウーパールーパーの餌についてお話しします。
ウーパールーパーは肉食で、餌には人工飼料や赤虫をオススメします!
もちろんウーパールーパーは水底で暮らす生き物なので、えさは沈降性のものでなければいけません。
ウーパールーパー専用の人工飼料も売られているので、使ってみても良いでしょう。
その他にも沈降性の観賞魚用の餌でも代用ができます!
おすすめのえさはコチラ!
与える頻度は成体で2,3日に一回で問題ないでしょう。
ウーパールーパーの幼体にはアルテミア、乾燥餌、赤虫と成長につれて大きくしていきましょう。
小さいときは1日1回餌を与えるようにしましょう。
気をつけて欲しいポイントは人工飼料を与えすぎてしまうとぷかぷか病になってしまうリスクがあります。
ぷかぷか病はその名の通り、普段そこにいるはずのウーパールーパーが水面に浮いてきてしまう病気です。
これは水質の悪化やストレスなどでも起こりうると言われていますが、ガスがたまり消化不良になってりしても起きてしまいます。
人工飼料にはつなぎとして小麦粉などつかわれたりするのですが、これが原因で浮いてきてしまうことがあるので餌の与えすぎには注意が必要です。
もしぷかぷか病になってしまった場合は餌を赤虫に切り替えたり、水換えをできるだけ毎日する、水温変化を減らすなどで対処しましょう。
ウーパールーパーの繁殖方法は?
最後にウーパールーパーの繁殖について解説します!
ウーパールーパーの繁殖時期は冬から春、1~3月です。
春になるにつれて上がる水温に反応して繁殖が行われます。
飼育下では5~10℃で約1ヶ月飼育して冬の到来を再現させましょう。
その後徐々に水温を上げていき、春の訪れを感じさせるのが良いでしょう。
オスとメスの見分け方について簡単に説明します。
見分けるには後ろ足の付け根に注目します。
付け根あたりが膨らんでいる個体はオス、膨らんでいない個体はメスと見分けることができます。
繁殖時期になるとメスのお腹とオスの総排出口が膨らみます。
水草やフィルター、流木に卵を産み付けます。
卵は円形のゼリー状の膜に覆われていて、一度に100個以上産み付けるときもあります。
卵は別の容器に移しましょう。
エアレーションが必要ですが、強すぎる水流は良くないので注意しましょう。
非常に受精率が高いので問題なければほとんどの卵が孵化します。
一部、カビが生えてしまったものや未受精卵は正常の受精卵にも影響してしまう可能性があるので、判別でき次第取り除くようにしましょう。
卵は3~4週間ほどで孵化します。孵化後2日以降はアルテミアを与えるようにしましょう。
初めの頃は良いですが、前足が生えてくる時期以降で過密飼育だと足を食べてしまうことが頻発するので注意が必要です(幼体の頃は再生力が強いので元に戻る可能性が高いですが)。
まとめ
さまざまな飼育のコツなどを解説しましたが、まとめると
- 体長が25cmほどになるため、水槽は45cm~
- 水温は18℃前後がオススメ、低すぎるor高すぎる水温は×
- 餌は数日に一回、沈降性の人工飼料or赤虫がオススメ!
- 繁殖は1~3月、水温を徐々に上げることで誘発できる!
以上です!
ウーパールーパーは知名度はあるものの飼育方法を知らない方も多かったのではないでしょうか。
今回の記事を参考にかわいらしいウーパールーパーを飼育してみませんか?
参考になれば嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
んじゃ、またね~
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