皆さん、こんにちは!
今回はオトシンクルスの飼育方法についてお伝えしていきます。
水槽内のコケを食べてくれるオトシンクルスを飼うと掃除が楽になりますね!
そのオトシンクルスの飼育方法について解説していきます。
オトシンクルスはどんな魚?
始めに、オトシンクルスはどのような魚なのかを解説していきます。
オトシンクルスは元来南米に分布するナマズの仲間
です。
約10cmほどの体長で吸盤上の口をしています。
オトシンクルスは雑食性の熱帯魚で、コケ類などの柔らかい植物を好みます。
寿命は約三年。
底棲かつ性格も温厚であるため、さまざまな魚種との混泳できます。
水槽内のコケを食べて掃除をしてくれる種なので他の熱帯魚と一緒に飼う方も多いのではないでしょうか。
コリドラスと似ていますが、コリドラスよりもやや大きい種が多いです。そしてコリドラスよりもコケを食べるので掃除を楽にしたい方はオトシンクルスの方が良いでしょう。
しかし、飼育に加えて繁殖がコリドラスよりも難しい傾向があるため、やや中級者向けといえるでしょう。
オトシンクルスに必要な飼育環境
次にオトシンクルスの飼育に必要な環境について解説します。
まず、オトシンクルスは20~28℃の水温で生きる
ことができます。
僕は他の魚と一緒にしないのであれば、26℃前後で飼育するのをおすすめします。
またpH6~7.0の弱酸性を好みます。もちろん一般的な飼育水で申し分ないですが、弱酸性にしたい方は流木や水草用に二酸化炭素を補給すると自然に酸性になりますよ。
水槽の大きさは3匹程度なら30cm~の水槽でも飼育可能です。他の魚と混泳させる場合や数が多い場合はサイズを大きくして過密飼育を避けましょう。
オトシンクルスと共生させる魚がいる場合、相性が悪くオトシンクルス用の隠れ家が必要になるケースがあります。そのためシェルター、もしくは水草を水槽内に用意してあげるようにしましょう。
そのほか、水中の酸素が多い環境を好むのでエアレーションや底砂を準備してあげるのをオススメします。
オトシンクルスの餌について
次にオトシンクルスの餌についてお話しします。
その前にこれまで何度も言ってきましたが、オトシンクルスはコケ類を食べます。
なら自然に発生するコケだけで十分じゃないの?と思う方が多いのではないでしょうか。
もちろんオトシンクルスの数に対して十分に多いのであれば問題はありません。
コケがなくなってしまうと他に食べるものがないオトシンクルスは死んでしまいます。
そのため人工飼料などに慣れさせる必要があります
。
与える餌は沈下性の人工飼料(ひかりクレスト プレコ)や冷凍赤虫、あく抜きをしたほうれん草
などです。
食べるものがなくなってしまったオトシンクルスはおなかの周りが痩せてきますので日頃からよく観察しておきましょう。痩せているのを確認したり、そうなってしまうのを避けるためにも餌付けさせておくことは必須になってきます。
しかし餌付けははっきりいってしまうと難しいです。
具体的に方法を説明します。
少量のあく抜きしたほうれん草にさきほどの人工飼料を隠して与えましょう。
これはオトシンクルスに人工飼料が食べられるものだと認識してもらうために行います。柔らかい植物を好むのでほうれん草は好んで食べてくれると思いますが、毎回準備するのは手間になりますしコストもかかるので餌付けさせるのがよいでしょう。
※オトシンクルスは茶ゴケと緑のヒゲゴケなどは食べますが、黒いコケや藍藻などはたべません。
オトシンクルスの繁殖について
次にオトシンクルスの繁殖についてお話しします。
オトシンクルスの繁殖は非常に難しいです。繁殖させてみたいと考えている方は比較的繁殖が容易と言われているオトシンネグロで挑戦してみましょう。
まずオスとメスの判別ですが、メスの方がオスよりも腹部をはじめ丸く大きい
ので比較的分かりやすいでしょう。よく見るとオスは顔が丸くなっています。
水槽内にオス1匹に対してメスを2匹以上を一緒に泳がせましょう。
産卵ができる状態になったら水替えの水量を多くして、水温と水質の変化による刺激をあたえると、それがきっかけで産卵する可能性があります。
水槽内には水草や流木があると良いです。卵をガラスや流木に産みつけます。卵は1mm程度の大きさでわかりにくいのでよく観察して下さい。
卵が確認できたら、親を違うケージに移すと食べられる心配も無く安心でしょう。
卵から約3,4日で孵化します。数日はヨークサックという栄養分を持っているので餌はいりません。
数日経ったらブラインシュリンプなどの餌を与えてみましょう。
オトシンクルスと混泳できる魚は?
最後にオトシンクルスと混泳できる魚についてお話しします。
オトシンクルスは温厚で臆病な性格
をしています。
なのでほとんどの魚種との混泳が可能だといえます。
強いていうなら魚食性がある種や気が荒く攻撃性のある魚と一緒にするのは避けましょう。
おすすめは小型のグラミーやコリドラスです!
しかしコリドラスなど同じ底棲魚では餌の取り合いになることもあるのでその点だけは注意しておきましょう。
コリドラスの飼育方法についてはコチラ↓
その他に弱酸性下で育つ水草がおすすめです。
オトシンクルスの飼育環境に適しており、かつ隠れ家ともなるからです。何を一緒に入れようか迷っている方には是非オススメします。
具体的にはアヌビアス・ナナやミクロソリウム、ウイローモスなどです。
また流木も隠れ家として役に立つだけではなく、オトシンクルスの非常食にもなる可能性があるのでおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
オトシンクルスはコケ類を食べる熱帯魚で、温厚な性格をしています。
ですが、餌付けが必要で、繁殖は難しい種であることを覚えておきましょう。
いろいろな魚と一緒に泳がせることができるので、様々な組み合わせを楽しむことができます。
この記事を読んでオトシンクルスをあなたのお気に入りの水槽でも泳がせてみませんか?
参考になれば嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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