みなさん、こんにちは!
今回は魚を飼育するときの基本である、水換えの方法について解説します!
飼育するにあたって水換えは避けては通れない道です。
この記事で水換えの基本についてお伝えします。
なぜ水換えは必要?
まず水換えはなぜ必要なのかをお話しします。
水槽にフィルターが付いているのに水換えが必要なの?と思われる方もいるでしょう。
フィルターだけでは水中に溶けた有害物質はとれず残り続けるからです。
具体的には魚の排泄物や餌の食べ残し、死体が水中に残ります。
それが有害なアンモニアとなります。アンモニアはフィルター内のバクテリアで有毒性の低い亜硝酸塩に変わります。さらに亜硝酸塩も最終的にはさらに有毒性の低い硝酸塩へと変化
します。
アンモニアに比べれば亜硝酸塩も硝酸塩も有毒性は低いです。しかし生体にとって有毒であることに変わりはありません。
なのでこれらを水換えによって除去することが必要なんです。
その他にもタンパク質や脂質などが原因で水質が徐々に劣化するほか、水中の細菌が増殖してしまいます。
水換えをして新しい水で飼育することが必要です!
水換えする頻度と水量について
次に水換えが必要な頻度と換える水量についてお話しします。
水換えは1~2週間に一回のペースで行うのがベスト
でしょう。
水質に敏感な魚種でなければ、フィルターがあった状態で3週間に一回でも大丈夫だと思われます。
ただし、全量の水を替えてしまうと水質の大きな変化が影響して、魚たちに大きなストレスを与えてしまいます。
なので水換えをするときは一度に1/3~1/2量
にしましょう!
換える水の量はほとんどこの規定を守れば大丈夫ですが、魚の数や種類によって量は変わってきます。たとえばエビなどは水質の変化に弱いので少量にしておきましょう。
水換えに必要な道具
次に水換えに必要な道具についてお伝えします!
必要なものは
・ホース(ポンプ)
・飼育水(カルキ抜き)
・バケツ
・掃除道具(スクレーパー、スポンジ)
・水温計、pH測定器
です!
次で水換えの手順について解説します。
水換えの具体的な手順
最後に水換えの手順を説明していきます!
①ヒーターやポンプ、フィルターを停止する
水換えの前に水槽内のヒーターやポンプを止めましょう。
ヒーターは運転したまま空気中に出してしまうと、発火の原因になったり、水中から出ると故障する仕組みになっているものがあるので注意が必要です。
フィルターも掃除を怠らないようにしましょう。注意するべきなのは濾過材の掃除です。濾過材には先ほどもお伝えした、アンモニアを害の少ないものにしてくれるバクテリアが潜んでいます。濾過材を水道水で流してしまうと、バクテリアが死んでしまったりするので、水道水はなるべく使わないようにするか、飼育水で洗うように
しましょう。
②水槽のメンテナンス、掃除
この際に水槽と水槽内のメンテナンスを行いましょう!
具体的には水槽ガラスの掃除と水槽内の水草の手入れや岩などオブジェの掃除、底砂の交換
です。
ここで気をつけるポイントは掃除の際にガラスを傷つけないようにすることです。
傷をつけるような掃除道具や砂を巻き込みながらの掃除は控えましょう。
底砂の掃除や交換はマストではありませんが定期的に行った方が良いでしょう。
また生体がいる状態での掃除も巻き込まないよう、ストレスをできるだけ与えないようにするのも大切です。
③水槽の水を抜く
そして水槽内の水を抜きましょう!
抜く水量は1/3~1/2量にしましょう。全ての水を換えてしまうと環境の変化が大きく、生体にストレスを与えかねません。
水を換えるときにはホースやポンプをつかって水を抜きます。使うホースはゴミや汚れを同時に吸い出すことも考え、細すぎるホースはやめておきましょう。時間もかかりますしね。
不安な方は水を抜く前に水温やpHをはかっておきましょう。
④水を足す
そして水槽に水を足しましょう。
最初にレイアウトを決めてから水を足しましょう。
足す水はもちろん水道水ではいけません。水道水にはカルキが含まれており、これは生体に有害です。
カルキを抜くために水道水を1日外に出しておくか、カルキ抜きを使いましょう。
カルキ抜きは製品の使い方に従ってください。
カルキ抜きが終わったら、水温やpHを合わせて静かに水を足していきましょう。
最後にヒーターやフィルターを起動させて終了です。
いかがだったでしょうか。
水換えは魚たちにとって大切な作業の一つです。ですがもちろん魚にストレスを与えかねないので注意が必要です。
参考になれば嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
んじゃ、またね~
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