みなさん、こんにちは!
今回はドジョウの飼育方法について解説していきます!
川や池、用水路で見かけるドジョウはどうやったら飼育できるの?と思う人もいることでしょう。
実はドジョウは温和な性格で飼育もそれほど難しくありません。
今回はそんなドジョウを飼育する正しい方法についてお伝えしていきます!
ドジョウはどんな魚?
まずドジョウがどんな魚なのか紹介します。
日本に生息しているドジョウは主にマドジョウ、シマドジョウ、ホトケドジョウ
です。
飼育するのであれば、マドジョウかシマドジョウが飼育しやすいと思います!
マドジョウは口のヒゲが左右で10本、シマドジョウは6本あります。このヒゲを使ってドジョウは味や匂いを感じているのです。
ドジョウは田んぼや用水路、河川で暮らしており、主に夜行性です。日が差す時は日陰や泥の中で過ごし、雨の日は泳ぎ回っている時が多く見られます。冬では泥の中に潜って越冬します。
一般的なドジョウは比較的おとなしい性格で底層で暮らし、底砂に潜るのを好みます。
普遍的な魚とは異なり、体表を厚い粘液が覆っています。
寿命は約8~10年で体長は15cmほどのものが多いです。
ドジョウの飼育環境について
次にドジョウを飼育するために必要な環境についておはなしします。
まず水槽ですが、他の魚も含め、10匹程度なら60cm水槽を強くオススメします。
もちろんそれ以下の大きさでも飼育はできますが、60cm水槽の方がフィルターの効果も含め、水換えの頻度が少なくて済むからです。
ここはよくよく考えてから環境を整えましょう。
次にフィルターです。濾過フィルターは上部が底面型がよいでしょう。
またドジョウは飛び跳ねてしまう可能性が高いため、水槽の蓋は必須です。
ここは今回で最も大事と言って良いでしょう。
次に必要となるのが底砂です。
先述の通り、ドジョウは砂に潜るのを好みます。そのため底砂は粒が小さく角がないものを選びましょう。
粒が大きいとドジョウがうまく潜れないことがあったり、角があるとドジョウが潜る際に怪我をしてしまう可能性があるからです。
おすすめは
- 田砂(水質に影響が少ない)
- 川砂(天然素材を活かす)
- ボトムサンド(体が傷つかない)
- 大磯砂(底面フィルターに相性○)
- 玉砂利(角がなく丸い)
です!
加えて必要となるのが隠れ場所になるようなレイアウトです。
具体的にはシェルターや石、流木や土管などです。
ドジョウは隠れる場所がある、落ち着く場所があったほうがストレスを減らせます。
しかし、水草などはドジョウが土を掘り返してしまう可能性があるため、オススメできません。
もし水草の導入を検討している方は活着ができる水草や浮いている水草にするようにしましょう。
ドジョウは5~30℃の水温で生きられますが、20~28℃での飼育が良いでしょう。
pHは弱酸性から弱アルカリ性で生きることができます。
定期的に水換えが必要になりますが、急激な水質の変化はドジョウにとってストレスになります。
そのため水換えは一度に1/3量を、2週間に一回ほど行うと良いでしょう。
加えて底砂の掃除も水換えほどの頻度はなくても定期的な掃除を怠らないようにしましょう。
ドジョウは何を食べる?
次にドジョウの餌についてお伝えしていきたいと思います。
ドジョウは雑食性の魚です。
底に落ちた食べ残しや傷んだ水草の一部など食べます。
流石それだけでは食料が枯渇してしまいますし、少しかわいそうですよね笑
そこで餌はドジョウの専用フードや沈下性の餌、赤虫やミジンコ、イトミミズを与えるようにしましょう。
ドジョウの専用フードとしてテトラドジョウなどが販売されています。
他の魚と飼育を考えている方は一般的な沈下性の餌や赤虫などのほうが良いでしょう。
餌は1日に1,2回、3~5分で食べきる量にしましょう。
ドジョウは低層で暮らすため、餌が多すぎて残ってしまうと水質の悪化をダイレクトに受けます。
そのため与える量には繊細の注意を払うようにしましょう。
ドジョウと混泳できる魚種は?
次にドジョウと混泳できる魚種についてお話しします。
ドジョウは温和な性格をしている種がほとんどです。
なので、肉食性の魚や大型の魚を除けばほとんど共生できます。
混泳に向いているのは金魚やメダカ、川魚やエビ、貝です!
具体的に川魚はタナゴやオイカワ、ウグイやカマツカが向いているでしょう。
しかし、野生から水槽に導入する際は寄生虫などを持っている場合があるため、同時に入れる際は先に薬浴や塩浴させてからにしましょう。
またエビを一緒に入れる場合は生息域がかぶっているので、餌の取り合いになってしまいます。なので餌の量と隠れ家を増やすようにしましょう。
一部注意して欲しいことはホトケドジョウは肉食性が強いので混泳はしないほうが無難でしょう。。
金魚の飼育に関してはコチラ↓
メダカの飼育に関してはコチラ↓
ドジョウの繁殖について
最後にドジョウの繁殖についてお話しします。
結論から申し上げると飼育下でのドジョウの繁殖は難しいでしょう。
卵が小さいことやカビが生えやすいことがそう言われる所以なのではないかと思います。
まずオスとメスの見分け方ですが、オスはメスより体が細く尖り気味な体型をしています。一方メスではオスより体がふっくらしていることが多いです。
繁殖、産卵期は4~6月下旬、長くて8月までです。
交尾行動としてオスがメスの腹部に巻き付いて産卵・放精します。
そして受精した卵はばらまかれ、泥の中にまき散らされます。これは夜間に行われることが多いです。
25℃で1~2日で孵化します。
ぜひ挑戦してみたい方は覚えておいてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
まとめると
- 水槽、蓋、底砂、隠れ家が必要!
- 20~28℃での飼育が良い
- ドジョウは雑食性で、餌は専用フード、沈下性、赤虫など
- ドジョウは温厚な性格で混泳に向いている
- 飼育下での繁殖は難しい
以上です!
土に潜り込んでかわいらしい見た目のドジョウですが、飼育も慣れてしまえばそれほど難しくはありません。
しかし必要なアイテムが他の魚より多いことが注意点になりますね。
参考になれば嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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