みなさん、こんにちは!
今回はメダカの飼育についてお伝えしたいと思います。
結論から申し上げますと、メダカの飼育は初心者の人でも簡単にできます!
自宅でアクアリウムを始めたい!でも観賞魚を飼ったことがないという方や、綺麗なメダカを飼って癒やされたい!と言う方は必見です。
どんな種類のメダカがいるの?
日本では野生でキタノメダカとミナミメダカの2種類がいます。
みなさん、メダカと聞いてどんな姿を思い浮かべますか?
おそらく大半の方は黄色い体色のメダカを思い浮かべるでしょう。
この種はヒメダカと言いますが、改良された品種で元はミナミメダカなんです。
実はペットショップなどで出回っているメダカのほとんどがミナミメダカの改良種なんですよ!
他に有名な品種として金魚のようなオレンジ色をした「楊貴妃」や、水中でキラキラと光る「幹之(みゆき)」、真っ黒な体色をした「ヤマタノオロチ」などがいます(僕のお気に入りはパンダメダカです笑)。
また、インドネシアのスラウェシ島には下のような変わったメダカたちがたくさんいます!
メダカのオスメスの判別の仕方
実は、メダカのオスメスは簡単に見分けることができるんです!
メダカの体はこうなっていますよね。↓
メダカのオスとメスを見分けるには背びれと尻びれを確認してください!
オスは背びれに切れ込みがあり、尻びれの形が平行四辺形です!
それに対して、メスは背びれに切れ込みはなく、尻びれの幅が尾びれにいくにつれて狭くなっているんです!
他にもメスはオスよりもおなかが大きくなっていることでも見分けることができますが、これは個人差があるので注意してください。(卵をつけてるからメス!などでもいいと思います笑)
メダカの寿命は?
メダカの寿命は最長で約3年です!
自然環境でのメダカの寿命は1~2年ほど、飼育下で2~3年ほどです。
長生きするので十分にかわいがってあげてください。笑
メダカの飼育方法は?
皆さん、お待たせしました。ここが一番気になるところですよね。笑
まず飼育水ですが、水道水を汲んで1日以上外に置いておきましょう。水道の水は塩素(一般的にカルキともいいます)を含んでおり、魚にとって有害です。外に置いておけばカルキは自然にとんで、水道水が飼育に使えるようになります。
魚は変温動物なのである程度の環境下では外で飼育することができます。
しかしその場合は次のことに気をつけるようにしてください。
夏場で日光のよく当たる場所に置いておくのは水温が上がりすぎてしまうので、その場所を避けるか、影になるように水草を浮かせておくと良いでしょう。
それに対して冬場では水が凍ってしまいます。全て凍ってしまうのは当然良くないですが、ある程度の水深があり表面や半分が凍ってしまう程度なら問題ありません。
次に餌ですが、粉タイプかアルテミア(ブラインシュリンプ)がよいでしょう。初心者の方は粉餌をやるのが簡単ですよ。
粉餌にも稚魚用と大人用がありますので、体の大きさに合わせて与えてあげてくださいね。
しかし早い段階で大人用の餌をやってしまうと、食べなかったり食道がつまって星になってしまう可能性があります。
目安は、一般的な稚魚の餌は約3,4週目まで与え、それから大人用に変えてみて食べるか確認するのがと良いでしょう(ただし飼育環境や飼育密度によって成長に個体差があるのであくまで目安にしてくださいね)。
適切な量は1~2分で食べきる程度がよいです。そんなのよくわかんねーよ!笑 って方は少しずつ与えてどのくらい食べるかを調べると良いでしょう。その量を覚えてその量より少し少ない程度与えるようにしましょう。
その他に、飼育水を変えるときは全て変えるのではなく、1/3程度変えるようにしたり、蒸発してしまった分を足すようにしましょう。メダカは比較的強い魚なのである程度水質が悪くても生きていけますが、1ヶ月に一回は水を替えてあげるようにしてあげるとベストです。
飼育密度がよほど高くない限り、エアレーション(ぶくぶく)はどちらでもかまいません。
最適pHも6~9までなのでこの方法で問題はないでしょう。もし気になる方は水質検査キットなども売っていますので使ってみてください。
メダカの繁殖って難しい?
メダカはメスの尻びれあたりに卵をつけます。メダカの繁殖期は春~初夏で適正な水温は26度前後です。
繁殖ができるようになるまでは最短で約2ヶ月ですが、3ヶ月ほど経過してからだと間違いないでしょう。
繁殖の適齢期は3~6ヶ月です。1年ほどでも繁殖できますが、時間が経ちすぎてしまうと未受精卵が増えたり、奇形の子供が増えてしまいますので、頭の片隅にでも入れておきましょう。
養殖などに挑戦してみたい方は3~6ヶ月目にできるだけ卵をとっておきましょう。
メダカの交尾は朝におこなわれます。室内で飼う方は電気の照明がトリガーになるケースがあるので、照明をつけてから30分後くらいに確認すると受精卵が採れるかもしれません。
しかし卵をメスの体に放置しておくと、メダカが食べてしまいます。なので浮き草や採卵グッズを浮かせておくとそこに卵をつけてくれるのでおすすめです。
その卵を違う水槽やケースに移しておきましょう。8~10日後に孵化します。
もちろん生きているので水質管理も大切です。3日おきに水を替えましょう。
未受精卵があったり、水質が悪いと死んだ卵からカビが生えてしまいます。その場合はカビの生えてしまった卵とその周りの卵を捨て、水を替えましょう。できる方は卵を一個ずつバラバラで孵化させるようにすると孵化率を上げることができますよ!
孵化した稚魚は3日ほどヨークサックというもので栄養を補給できるので餌は必要ありません。
以降7~10日間はグリーンウォーターなどを飼育水に混ぜて与えるのがおすすめです。
グリーンウォーターは植物プランクトンが豊富な水のことです。
グリーンウォーターの作り方は大きく分けると2種類あります。
一つ目は植物プランクトンの濃縮された原液を水に加えて日光に当てる方法です。原液はインターネットでも購入することができますよ。初心者やすぐに必要だという方はこちらの方法がおすすめです。
二つ目は自然に発生させる方法です。水を汲んで1~3ヶ月ほど室外に於いておくとクロレラやミドリムシなどが自然発生してふえていきます。しかし水質が悪化してしまうケースもありますので飼育になれてきた人にはおすすめです。
一度グリーンウォーターを作ってしまえば、それを元に増やせるので楽ですよ!
溶存酸素が少なくなるのでエアレーションを準備しておくと良いでしょう。そして稚魚に与えるときは少量にしておきましょう。
メダカの飼育についてのまとめ
いかがでしたか?重要な点は
- オスメスは背びれと尻びれで確認できる!
- メダカの寿命は1~3年
- 水は水道水で作れる!
- 餌は粉タイプが簡単!
- 繁殖は水温26度で朝に採卵できる!
- 卵は移し、孵化後はグリーンウォーターで育てる!
これを見ながらあなたもメダカの飼育・繁殖にチャレンジしてみてくださいね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
んじゃ、またね~