今回は2024年3月11日(月)に放送された「君が心をくれたから」の第10話のあらすじと感想、考察をお伝えしていきます!
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君が心をくれたから- フジテレビ (fujitv.co.jp)
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相関図
「君が心をくれたから」公式サイトより
あらすじ
「君が心をくれたから」 第10話 『人生いちばんの笑顔で』
2024年3月17日
朝野太陽(山田裕貴)は自分の花火を桜祭りで打ち上げるため、八木の審査を受ける。
逢原 雨(永野芽郁)は太陽の審査結果が気になってしまい、家の外まで出ていた。
太陽が雨の家に着くと雨が外のベンチで座って待っていた。
太陽は審査に合格したことを雨に報告する。
トップバターは父・陽平(遠藤憲一)の花火が上がり、太陽の花火はその次だという。
雨がどんな花火にしたのか聞くと、太陽は「俺の人生の中で一番大切だった10秒間」と答える。
2024年3月24日
桜祭り当日。
案内人の千秋(松本若菜)も自分の息子が作った花火を楽しみにしている。
雨と千秋が話しているとそこへ望田 司(白洲 迅)がやってくる。
二人は車に乗り、司は雨が見たいものを見に行く手伝いをしてくれるという。
夜8時になると雨は目が見えなくなってしまう。
花火は7時から上がるため、雨と太陽は6時半に海浜公園で待ち合わせている。
雨は母・霞美(真飛 聖)に会いに来ていた。
そこで触覚が無くなったことと視覚ももうすぐ無くなってしまうことを話す。
一方、太陽含む朝野煙火一同は花火を打ち上げる準備をしていた。
その光景を案内人の日下(斎藤 工)と千秋は見ている。
千秋は自分の人生が太陽の花火を見るためにあったのだと日下に話す。
二人は笑っている。
霞美は雨の五感を失うことを聞いて泣いてしまう。
雨はそんな霞美に笑ってほしいとお願いする。
言葉に詰まってしまう霞美に対して雨は亡くなった祖母・雪乃(余 貴美子)とよく話していた魔法を霞美にかける。
そしてポケットからかつて霞美が縫ったワッペンのついたハンカチを渡す。
霞美は自分の子供に産まれてきてくれてありがとうと告げる。
それを聞いた雨も涙を流してしまう。
二人は泣きながら抱擁する。
意思の疎通ができなくなる前に雨は司に感謝を告げる。
初めて会ったときと変わった雨を見て司はどこか誇らしげだ。
太陽との待ち合わせ場所に向かう。
陽平と八木は天気の心配をしている。
次第に風が強くなってくる。
太陽がテントの足を固定していると、テントの足が緩んだせいか太陽に倒れかかってしまう。
頭から出血し倒れ込んでしまった太陽は救急車で病院まで運ばれてしまう。
風の影響でトラックが横転したらしく、車に乗っていた雨と司は渋滞に巻き込まれてしまう。
時刻は17時14分。雨が太陽に電話をかけるも太陽は出なかった。
病室で気がつくと飛岡雄星(萩原 護)がそばにいた。
自分の体には問題ないと言われた太陽が時刻を確認すると18時過ぎだと雄星。
太陽は花火を見に行こうとするが、雄星に呼び止められる。
大雨の中、脇道から向かおうとする司と雨だったがこちらも渋滞。
司の携帯に着信があり、その内容は花火大会が中止になりそうとのことだった。
雄星は延期されるだろうと太陽に話すが、太陽はどうしても今日でないといけないからと雄星に20時までに花火を上げてほしいと陽平に伝えてほしいと話す。
それは雨の目が見えなくなる時間だ。
太陽は雨に電話を折り返す。
太陽は雨に待ち合わせの場所に来てほしいという。
太陽はここまで来て諦められない、だから信じてきてほしいという。
10年前の約束を今日かなえようと話し、その言葉を信じた雨は車から歩いて向かうことにする。
太陽は日下と千秋を呼び出す。
太陽は何でも差し出すからこの雨を止めてほしという。
しかし二人に奇跡は起こせないという。
司は太陽の妹・春陽(出口夏希)に電話をかける。
雨の視覚が20時に失われてしまうことを話し、雨の手伝いをして欲しいとお願いする。
春陽は雨にひどいことを言ってしまったからそれはできないと言うが、司は未来に後悔を残すべきじゃないと春陽を説得する。
雨で花火は中止だと話している八木。そこへ雄星がやってきて太陽の伝言を皆に伝える。
20時に雨の視覚が失われることを聞き、陽平は中止のアナウンスを待って欲しいと実行委員にお願いする。
太陽は土下座をして案内人にお願いする。
その姿を見て千秋は約束を破れば自分は月明かりに消える、月が出ているとき空は晴れると話す。
察した太陽は言わないでと止めようとするが、千秋は自分が太陽の母であることを話してしまう。
次第に雨はやむ。
雨は必死になって太陽との待ち合わせ場所へ向かおうとするが倒れ込んでしまう。
そこへ春陽がやってくる。
春陽は雨の肩を担ぎ、絶対に間に合わせると二人で歩き始める。
太陽は火事に巻き込んでしまったことに加えて今回のことを反省する。
しかし千秋は「親が子供にもらいたい言葉はそんなものじゃない。一番の笑顔で言ってほしい。」という。
太陽は「ありがとう。あの約束があったから今日まで頑張ってこられた。みんなを、雨を幸せにしたいって。俺、母さんの子供で良かった。」という。
千秋は「立派になったね、太陽。春陽には何もしてあげられなくてごめんね、でも強い人になってくれて、家族を守ろうとする優しい人になってくれて嬉しいと伝えて。」と話す。
「届けてあげて。雨の心に太陽の花火を。」
ありがとうと返事をした太陽は走って雨の元へ向かう。
千秋は生前、太陽と花火師になると約束をしていたことを思い返していた。
春陽は向かう途中で雨にひどいことを言ってしまったことを謝罪する。
雨は気にしていない、私たちは相思相愛だからと答える。
陽平は八木に20時までに花火を上げさせてほしい、太陽の夢だからとお願いする。
返事を渋る八木に対して同僚たちも頭を下げる。
待ち合わせ場所へ向かう雨と春陽。
そこへ花火大会は準備ができ次第開催するとアナウンスがながれる。
二人は喜ぶ。
走って向かう太陽にも雄星が電話でそのことを伝える。
二人が待ち合わせ場所に着くとあとから太陽がやってくる。
雨は太陽の頭を心配するが大丈夫と答える。
タイムリミットまで後10分。
二人は花火が上がるのを待っている。
20時まであと3分。
最初の花火が上がる。
しかし2発目はなかなか上がらない。
あと1分。
焦る太陽。雨は落ち着いている。
そこで太陽に人生で一番大切だった10秒間について聞く。
太陽は「初めて声をかけた雨の日。赤い傘の思い出の日。」と答える。
花火はあの傘をイメージして作った、太陽の思う赤色と雨の見ている赤色が同じならと太陽は話す。
他の客が雨とぶつかり、雨はよろけてしまう。
その瞬間、花火が上がり始める。
夜空に大きな赤色の花火が上がる。
太陽は笑っている。
雨も綺麗、見れて良かったという。
太陽が雨のタイムリミットを確認すると、既に0になってしまっている。
雨は太陽ではないどこかを見つめながらギリギリ見ることができた、太陽が心で見ている赤色と傘の色が同じだったことを話す。
太陽は嗚咽しながら泣いている。
雨とは視点が合わない太陽。
雨は人生で一番大切な10秒間はあの日の約束がかなったこの10秒間だと思っていた。
雨がどうして太陽に泣いているのかを聞くと、太陽は雨に花火を見せることができて嬉しくて泣いていると答える。
雨は「最後にこんなに素敵な花火を見せてくれて、10年間願い続けた夢を叶えてくれて本当に本当にありがとう。」と話す。
「君が心をくれたから」 第11話予告 『雨の音色と未来の約束』
感想・考察
今回の「君が心をくれたから」第10話ではついに太陽の花火を見ることができましたが、雨の視覚もなくなってしまいました。
天候であったり不意な事故や渋滞など二人を遮る出来事の連続でしたが、最終的には雨に花火を見せることができて良かったと感情移入してしまいました。
少しショックだったことは悪天候を千秋を犠牲にしてしまったことで晴れさせるところですね。
もちろんお互いに母であることは知っていましたが、もう会えなくなってしまうことに僕自身も切なさを感じてしまいましたね。
約束を破ってしまうと月明かりに溶けて消えてしまうと言うのがここの伏線に繋がっていたということですね。
しかし息子の夢のために自分が犠牲になる、美しい親子愛を感じられたようで感動しました。
そして太陽の花火に関してですが、やはり雨との思い出である赤色の花火でしたね。
赤が見えない太陽が作ったことを考えるととても感慨深いなと思いました。
しかしこの花火が本当に審査に通っていたのかはすこし不思議に思いましたが。笑
太陽の花火が上がる瞬間に倒れそうになってしまっていた雨でしたが、本当に花火を見ることができていたのでしょうか。
あのカメラワークだとギリギリ間に合っていなかったのではないかと思ってしまいました。
間に合っていなかったから「ギリギリ見れた」と太陽に話していたのではないかとも考えられますね。
視覚が失われ、太陽とも目が合わなくなってしまった雨。
どうか幸せな未来が訪れますようにと願ってしまいます。
そしてついに聴覚だけになってしまった雨は太陽とどう過ごしていくのか、最終回が楽しみですね。
キャスト&スタッフ
逢原 雨 永野芽郁
朝野太陽 山田裕貴
望田 司 白洲 迅
朝野春陽 出口夏希
柳田達夫 螢 雪次朗
花村竜一 佐藤貴史
菊野 純 谷 恭輔
飛岡雄星 萩原 護
日下 斎藤 工
千秋 松本若菜
逢原霞美 真飛 聖
朝野陽平 遠藤憲一
逢原雪乃 余 貴美子ほか
スタッフ
脚本
宇山佳佑
音楽
松谷 卓
主題歌
宇多田ヒカル
「何色でもない花」
演出
松山博昭
(『ミステリと言う勿れ』シリーズ、『信長協奏曲』他)
プロデュース
草ヶ谷大輔
(『ミステリと言う勿れ』シリーズ、『コンフィデンスマンJP』シリーズ他)