みなさん、こんにちは!
今回はディスカスの飼育方法について解説していきたいと思います!
熱帯魚にあまり興味が無い方は聞きなじみがなく、飼育も難しいと思われがちです。
しかし、コツをつかめば飼育も難しくありません。
そんなディスカスはどうやって飼育したら良いのかを説明していきます。
ディスカスとは
まず始めにディスカスはどんな魚なのか紹介します!
ディスカスは元来南米アマゾン川に生息するスズキ目シクリッド科シムフィドソン属に分類される熱帯魚です。
体高が高く円盤状の体をしていることからDisc→Discusとなりました。
ちなみに僕はディスカス好きで鮮やかな体色と不思議な体の形に一目惚れしました笑
体長は最大で20cmほどまで成長し、寿命は5年、長くて10年と言われています。
とても大食いな種で、縄張り意識が強いという性格をしています。
アクアリストにも人気の種で安価な個体で1000円、高い個体だと数万もするものもいます。
ディスカスの飼育環境について
次にディスカスを飼育するのに必要な環境を説明していきます!
ディスカスの飼育水槽は60cm以上のものを使うのをオススメします
。
ディスカスのみを飼育する場合で言うと、
水槽サイズ:個体数 60cm:2匹 90cm:6匹前後 120cm:8匹前後
がよいでしょう。
またディスカスは体高が高いので、水層の高さも45cm以上あると安心といえるでしょう。
ディスカスの飼育水温は26~32℃で他の魚と比べると高めです。
理想は29度前後での飼育なのでヒーターはほぼ必須と言ってもよいでしょう。ヒーターは34度くらいまで設定できるものを選ぶと良いでしょう。
水温が低すぎてしまうと拒食してしまったり、成長不順に陥ってしまうため注意が必要です。
適正pHは6.0~7.0で弱酸性から中性の軟水で飼育しましょう。
ディスカスは中性よりも弱酸性を好み、発色を良くしたり、繁殖を考えている方は特に弱酸性の水を準備してあげましょう。
流木を入れたり、濾過材にピートを入れるなどして水質を酸性よりにすると良いでしょう。
ディスカスの体に傷が付いてしまうので。流木を入れる場合は十分に水槽が大きい場合のみにしてくださいね。
またディスカスの飼育はベアタンクもしくはごく薄く床材を敷くようにしましょう。
ベアタンクとは水槽の底に何も敷かずに魚を飼育する方法です。
水換えは一週間に一度を目安に行いましょう。
また大食いで水槽が汚れがち、かつアンモニアや亜硝酸に弱い魚なので水換えは定期的に行ってあげましょう。
ディスカスの餌は?
次にディスカスの餌についてお話しします!
ディスカスは大食いでなおかつ動物食性が強いため、生餌を好みます。
与える餌の代表例としてディスカスハンバーグや乾燥クリル、赤虫やイトミミズです!
個人的におすすめはディスカスハンバーグと赤虫を使い分けるのが良いと思います。
テトラミンのような人工飼料もしっかりと餌付けされていれば良いと思います。
なかにはテトラディスカスという商品もありますが、あまりおすすめしません。個体によっては食いつきが悪くなったり発色が良くなかったり、水質が悪化するためです。餌付けも難しく、吐き戻す可能性もあるようです。
餌を1日に2,3回、食べ残しが出ない量を与えるようにしましょう。
ディスカスと混泳できる魚は?
次にディスカスと混泳できる魚についてお話しします。
ディスカスは縄張り意識が強く、他の魚との混泳は注意が必要です。
一緒にしてはいけない例として
- 小型熱帯魚(ディスカスが食べてしまう、いじめてしまう)
- ヌマエビなどの甲殻類(食べられてしまう)
- エンゼルフィッシュ(ディスカスとケンカしてしまう)
- 日本産淡水魚(水温が合わない)
- 水草(水温が高いと枯れてしまう)
などです。
ディスカスは臆病な性格で、ディスカスよりも体が大きい魚はディスカスにとってストレスになるのでやめておきましょう。
対して混泳の相性が良い種を紹介します。
混泳はディスカス同士、ネオンテトラなどの小型カラシン、コリドラスなどがよいでしょう。
カラシンやコリドラスは十分に成長した個体にしましょう。
テトラ、コリドラスの飼育方法についてはコチラ↓
ディスカスは複数で飼育しないとストレスになる場合が多く、発色が悪くなったりするため、注意が必要です。
ディスカスのみの場合は60cm水槽で2匹、90cmで6匹前後、120cmで8匹前後が良いでしょう。
またプレコも混泳でき、ディスカスハンバーグが原因で付いたガラス面の油分や食べ残しを食べてくれるメリットもあります。しかし、プレコが大きすぎてしまうとディスカスをいじめる可能性もあります。
ディスカスの繁殖について
最後にディスカスの繁殖についてお話ししたいと思います!
まずオスとメスの見分け方ですが、ペアリングしないと判別は難しいです。
ペアにするとオスは気に入ったメスのことは追いかけません。一方オス同士だと追いかけ回すのでここで判別できます。
オスは体が大きく、メスより成長が早いです。成熟は約二年です。
繁殖させるときもペアのみにするのが大切です。
メスが独自に水草などにつけるよう産卵を行い、何度かメスの産卵行動が見られるとオスが放精し受精します。
産卵は夕方に行われることが多いため、産卵後も照明を消さないようにしましょう。
産卵後、受精卵は移動させないでそのままにしておきましょう。親が見守って育ててくれるでしょう。
専用の産卵筒を入れてあげるのも良いでしょう。
孵化は3日ほどで起きます。
その後ディスカスの体表が黒化し、ディスカスの体表からディスカスミルクという栄養に富んだ粘液を食べるようになります。
もちろんディスカスミルクを摂取して成長した稚魚の方が成長スピードも速く、免疫力も高くなることも分かっているので、この時期に親と分けるのは避けましょう。
親と離れる時間が長くなってきたら、ブラインシュリンプなどを与えましょう。
ブラインシュリンプを食べるようになったら親と分けても良い時期です。
その後、徐々にディスカスハンバーグを細かくして与えるようにしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
以上をまとめると
- 水槽は60cm以上で水温は29度前後、pHは弱酸性よりが○
- 大食いで肉食なので餌はディスカスハンバーグなどの生餌
- 最低2匹で飼育し、数によって水槽サイズを大きくする
- 縄張り意識が強く、混泳は種を選ぶ
- 繁殖はペアリングで、産卵後も親を移動させない
以上です!
不思議な形で美しい体表をしたディスカスの魅力に引きつけられる人も少なくないのではないでしょうか。
ディスカスの飼育はやや上級者向けですが、この子たちがいるだけで周りまでパッと美しくなるような感じがします。
注意するポイントが多いので、わからなくなったらもう一度この記事まで戻り、再度読み込んでディスカスとの生活を楽しんで頂けると幸いです。
参考になれば嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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