【カクレクマノミの飼育方法】アクアリウムでカクレクマノミを飼ってみよう!【海水魚】【アクアリウム】

みなさん、こんにちは!

今回はカクレクマノミの飼育方法について解説していきます!

アクアリウムは海水魚!といった方やそろそろ海水にも挑戦したい方が初めに飼育を考えるのがカクレクマノミではないでしょうか。

そんなカクレクマノミの飼育方法を解説していきます。

クマノミはどんな魚?

クマノミ

まずクマノミがどんな魚か紹介していきます!

クマノミはスズキ目スズメダイ科クマノミ属に属します。

クマノミは触手に毒を持っているイソギンチャクと共生できる魚です。

体表の白い帯の本数で種類が異なります。

一本がハマクマノミ、二本がクマノミ、三本がカクレクマノミです!

あのさかなクンが「1ハマ2クマ3カクレ」と言っていましたがこれが覚えやすいですね。

一般的に飼育やブリード個体が出回っているのはカクレクマノミで飼育も容易です!

クマノミの体長は10cmほどで最大15cmくらいになります。体色は黒褐色や黄色、赤、オレンジになります。

カクレクマノミは最大で9cmほどになり、体色はオレンジの個体がほとんどです。

寿命は約10年ほどです。

元来西太平洋からインド洋の温帯や熱帯域に生息しています。日本では千葉県以南の浅い珊瑚礁の近くに生息しています。

クマノミは雄性先熟で性転換します。つまり初めは皆オスで産まれ、成熟すると群れの中で最も大きい個体がメスに変わるというものです。その個体がいなくなると次に大きい個体がメスに変わります。とてもおもしろいですよね!

イソギンチャクと共生できるのは幼魚の時に毒の耐性を獲得してイソギンチャクの力を借りて外敵から身を守るという習性があるからです。

カクレクマノミの飼育環境について

水槽

次にカクレクマノミの飼育環境についてお話しします!

水槽は60cm以上をおすすめします。60cmであれば2~4匹の飼育が可能でしょう。

あまり小さい水槽は水温が変化しやすいです。水温が変化すると魚も体力を使うので小さい水槽を使うのはオススメできません。

クマノミは海水魚なので海水が必要です。人工海水を使えば、水道水をクマノミの飼育に適した海水にかえることができます。

人工海水はピンキリなところもありますが、カクレクマノミのみを飼育する場合は多少安価なものでもかまいません。

珊瑚と一緒にする場合は少し高価なものが栄養が多く含まれているのでよいでしょう。

塩を溶かしただけでは海水として使えないので注意が必要です

人工海水を使うのでその濃度も重要です。そのため比重計が必要で、1.020~1.023くらいがよいでしょう。珊瑚やイソギンチャクを一緒にする場合は1.022程度がよいでしょう。

またクマノミの飼育に適した水温は24~30℃です。温帯域で生息する種なので低温では暮らせません。

フィルターの導入に加えてライブロックの導入をお勧めします。ライブロックとは自然海水中の微生物や小さな生き物が付着している岩のことです。

ライブロックは水槽のレイアウトだけではなく、浄水効果にも役に立ちます。

しかし死んでしまって白くなっているものを選ばないようにしましょう。

海水はミネラル分などがふくまれるので弱アルカリ性であることが多いです。

そのため底に珊瑚砂を敷くようにすると良いでしょう。

また水質維持のためプロテインスキマーがあるとよいです。

プロテインスキマーとは餌の残りや糞などタンパク質を泡で除去するものです。もちろんあれば水質の管理はかなり楽になりますが、同時に水を捨ててしまうので必ず必要なものではありません。 

くわえて蓋があれば飛び出し防止や塩ダレ防止になるのでおすすめです。

カクレクマノミの餌について

次にクマノミの餌についてお話ししていきます。

カクレクマノミには人工飼料やイサザエビ、ブラインシュリンプがよいでしょう。

カクレクマノミは雑食性で植物性でも食べます!

人工飼料は餌付かない場合があるので初めはブラインシュリンプなども準備しておくと良いでしょう。

餌を与える頻度は1日2回程度、食べ残しは水質悪化を促進させるので、できるだけでないようにしましょう。

カクレクマノミと混泳できる魚は?

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次にカクレクマノミと混泳できる魚についてお話ししていきます!

カクレクマノミは縄張り意識の強い魚です。そのため、混泳させる場合は注意が必要です。

まず言うまでも無いですが、カクレクマノミはイソギンチャクと珊瑚と非常に相性が良いです。

しかし、イソギンチャクもさながら、珊瑚礁は飼育管理が難しいため、初心者にはお勧めできません

また縄張り意識が強いため、同種や近縁種との混泳は喧嘩が頻発するでしょう。

もし同種や近縁種との混泳を考えている方は十分に広い環境で飼育するようにしましょう。

混泳できる種はクマノミ(CB)、キイロハギやハタタテハゼ、クダゴンベなどは相性が良いです。

映画「ファインディング・ニモ」に登場するドリー、つまりナンヨウハギとの混泳やサザナミヤッコとの混泳もできないことはありません。

しかし、個体の大きさや性格、水槽への導入の順番によっては体の小さいカクレクマノミをいじめてしまうこともあるので、購入先の方と相談してからの方が良いでしょう。

 

カクレクマノミの繁殖について

最後にカクレクマノミの繁殖についてお話しします!

先ほどもお伝えしたとおり、クマノミは雄性先熟性転換という集団の中で1番大きな個体がメスになる特徴があるので、2匹飼育していればどちらかがメスになります。

5,6匹の集団で繁殖させることも可能ですが、ペアにすることをお勧めします。

カクレクマノミは比較的水質が綺麗な環境でしか産卵しないので、清潔な環境作りを心がけましょう。

また産み付けるための産卵床も必要です。産卵床にオレンジ色の卵を産み付けます。

繁殖行動は個体が完全に成熟していたり、産卵経験があればそれほど時間はかかりませんが、未成熟な状態であったり、初めての産卵では数ヶ月以上かかる場合があります。

繁殖を考えている方は根気よくそのタイミングを待ちましょう。

卵が産み付けられたらオスが孵化まで世話をしてくれるので他の場所に移動させる必要はありません。

産卵から3日ほど経つと卵がやや黒色に変化し、約一週間で孵化します。

しかし注意して欲しいのは孵化は周りの環境が暗くないと起きません

一週間ほど経ったら影などで暗い環境を作ってあげましょう。

孵化したばかりの稚魚はとても死にやすいので、強すぎる水流などストレスになるものは避け、弱いエアレーションなどがあると良いでしょう。

27℃前後で飼育し、2,3日後にワムシやブラインシュリンプを与えるようにしましょう。

いかがでしたか?

参考になれば嬉しいです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

んじゃ、またね~

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