みなさん、こんにちは!
今回は前回からの続きでカメラの基本的な情報をお伝えします!
今回のお話は、これってこういうことなんだ、知らなかった!と言うくらいで大丈夫です。
では行きましょう!
色温度・ホワイトバランスとは
まず始めに色温度とホワイトバランスについてお話ししていきます!
色温度とは光源が発する色を表す尺度
のことで、太陽光や自然光、人工照明などがあります。
単位をK(ケルビン)
で表します。
色温度と色味については下のようになっています。
色温度表記 | K | 色味 | 種類分け |
電球色 | 約3000 | 暖色系 | 朝日、夕日、白熱電球 |
温白色 | 3500 | ||
白色 | 4200 | 白系 | |
昼白色 | 5000 | 太陽光 | |
昼光色 | 6500 | 寒色 |
具体的に朝日は2000K、太陽光は5000~6000K、人工照明やろうそくは2000K、白熱・電球は2800K、昼白色は5000Kです。
K値が低いほど赤みが増し(暖色系になる)、高いほど青みが増します(寒色系になる)。
次にホワイトバランスについてお話しします。
ホワイトバランスとは撮影時の光の色合いを補正し、イメージに合わせる機能
です。
つまり、環境によって変化する光の色を調整し、自然な色味になるように整えるようにする機能のことなんです。
カメラでは主に晴天、曇天、晴天日陰、電球、蛍光灯など切り替えができるようになっています。
これは撮影するときの環境に合わせて設定すると自然な色が表現されるという訳なんです。
P・M・Tv・Avの違い
カメラにこのような記号が列挙してあると思います。
P・M・Tv・Av
これらがどういうことを指しているのか説明します!
これらは写真を撮るときのISOやシャッタースピードなどの設定の中で、どれを優先させるかなどを決められるものなんです!
まずPは「プログラム」といい、シャッタースピードとF値をカメラがオートで判断
して写真を撮れる設定のことです。
カメラによってはシーンインテリジェントと表記されているものもあるでしょう。
あまり使うことはないと思うので、このくらいにしておきます。
次にMは「マニュアル」のことでISOなど設定を全て自分で決めて写真を撮る
ことができる設定のことです。
すべて自分で決める必要があるため、ハードルが高いので中級車や上級者向けの設定です。
ある程度写真の撮影になれてきたら自分で決めて撮影してみると良いでしょう!
Tvはシャッタースピード優先という設定のことで、シャッタースピード・ISOを自分で固定してその他はカメラがオートで設定
してくれると言う設定です。
シャッタースピードを固定できるので、シャッタースピードを速めに固定することで動くものの撮影に向いています。
例:運動会、川、乗り物など
最後にAvは絞り優先
、つまり絞りを固定して撮影する設定のことです。
F値を低く設定して撮影できるので、写真を明るく写せてぼけ感を意識して撮影することができます!
まず写真を撮るのに慣れていない人はこの設定にして撮影するのをおすすめします。
解像度とは
次に解像度について説明していきたいと思います!
解像度とはディスプレイなどに表示される画像や動画の画素(ピクセルといいます)密度
のことです。
ビットマップ画像における画素の密度を示す値ともいわれています。
解像度があがる、つまり画素数が大きくなるほど綺麗で繊細な画像・動画になるということです。
解像度はdpiという単位で表されます。
これはdots per inchの略称で、1インチの幅の中にあるドットの数という意味です。
最近テレビなどでよく言われている4Kは3840×2160ピクセル以上の高画質を表しているんです。
もちろんカメラでも高く設定できるものもありますが、高い解像度にするほどメモリー容量が大きく必要になるので注意が必要です。
最大撮影倍率とは
続いて最大撮影倍率について説明していきます。
最大撮影倍率とは、ピントが合わせられる最短距離において被写体が1番大きく写る時の倍率
のことです。
撮影するカメラの映像素子上に投影される被写体の大きさとその被写体の実際の大きさを比率で表したもののことです。
簡単に言うと、被写体の実際のサイズが写真でどのくらいの大きさに写るかと言うことです!
最大撮影倍率=素子上に写った被写体サイズ÷実際の被写体のサイズ と言うことを覚えておきましょう!
センサーサイズとは
次にセンサーサイズについて説明していきます。
センサーサイズとは光を受け取り画像に変換するイメージセンサーの大きさ
のことです。
センサーサイズは主にフルサイズ、APS-C、マイクロフォーサーズに分けられます。
フルサイズは36mm×24mm、APS-Cは23.6mm×15.8mmもしくは22.3mm×14.9mm(スマホの約13倍)、マイクロフォーサーズは17.3×13mmの大きさを表しています。
これらはメーカーによって対応するセンサーサイズが異なります。
まずフルサイズについてですが、他の2つよりも多くの情報を取り込むことができます。
広い範囲を写せるだけではなく、高画質で細かいところも繊細に写すことができます!
また暗いところで撮影してもノイズを少なく撮影することができますし、ぼけが強く出せるところもメリットといえるでしょう。
しかし、フルサイズのカメラは大きく重くなってしまうため長時間持ち運びするのは大変でしょう。
一般的なレンズの焦点距離はフルサイズ換算で表記されているものがほとんどであり、APS-Cの場合だと表記の1.5倍の焦点距離になってしまうことに注意が必要です。
次にAPS-Cについてお話しします。
APS-CはAdvance Photo System-Cの略称でCはアスペクト比の3:2を表しています。
APS-Cはフルサイズに比べて小型で軽量化されており安価なものが多いです。
加えてぼけにくく、遠くを写しやすいのが特徴の一つです。
しかしフルサイズと比べると画質はもちろん、暗所での撮影耐性は劣り、白とびや黒とびしやすくなってしまいます。
一眼レフだとエントリーモデルに多い印象です。
最後にマイクロフォーサーズについてお話しします。
マイクロフォーサーズはオリンパスとパナソニックによって決められたセンサーサイズで、フルサイズの半分の幅つまり1/4の面積しかありません。
APS-Cよりも小型なものがほとんどで、軽く非常に安価です。
またマイクロフォーサーズでは超望遠の撮影が非常に得意という長所があります。
しかしぼけ感や暗いところでの撮影は苦手なので購入を考えている人は注意しましょう。
レンズの種類について
最後にレンズの種類についてお伝えします!
主にレンズはズームレンズと単焦点レンズ
の2つの種類があります。
ズームレンズは撮りたい被写体の距離に合わせ、ズームして撮影できる
ものです。
まずズームレンズは広角、標準、望遠、マクロ、魚眼の5種類があります。
順番に説明していきます!
まず広角ズームです。広角は一般的に焦点距離が35mm以下のもので広い範囲を写すことのできるレンズのことです。
広角を使うことで肉眼以上に写すことができ、ダイナミックさを表現できます!
例えばお祭りやスポーツ観戦などの光景で使えば臨場感のある写真を撮ることができますよ!
次に標準ズームですが、焦点距離が50~100mm程度のものを指します。
目で見たままに近い光景を撮ることができ、人物や街の光景を撮るのに適しています。
ズームレンズキットに付属されているレンズは基本的にこの標準ズームレンズが付いています。
カメラを買って最初の一般目は標準ズームレンズにしておけば間違いないでしょう。
3つ目に望遠レンズです。
これは文字の通り、遠くを撮るのに適しており、焦点距離は100mm~のものは中望、200mm~のものは望遠といわれます。
遠くのものの狭い範囲を綺麗に撮ることができ、綺麗なぼけ感を出すことができます。
望遠レンズでは子供の運動会や野鳥の撮影などに向いているでしょう。
4つ目にマクロレンズです。
マクロレンズは小さいものを大きく撮ることができる、虫眼鏡のようなレンズのことです。
レンズによっては最大撮影倍率が1倍のものなどもあります。
マクロレンズでは花や虫の撮影などにおいて力を発揮します。
最後は魚眼レンズです。
魚眼レンズは広角よりも広い範囲を撮影できるレンズのことで、180°の画角で撮影できるものもあります。
魚眼には丸の像(イメージサークル)に収まる円周魚眼とイメージサークルの直径を対角線とし四角く切り取る対角線魚眼があります。
特殊な構図の写真を撮りたい人や広い範囲を動画で写したい人などにおすすめのレンズです。
次に単焦点レンズについてお話ししていきます。
単焦点レンズとは焦点距離が固定されており、強いぼけ感を出すことができたり暗い場所でも明るく撮影できるレンズ
のことです。
しかしズームレンズと違い、自分自身が動く必要があります。
ズームレンズで紹介したマクロと魚眼は単焦点レンズにもあります。
単焦点では絞りが小さいものが多いので、ぼけが強く出せますし、暗い場所でも明るい画像を撮影できます!
いかがでしたか?
これでカメラの使い方はほぼ分かるようになったのではないでしょうか。
みなさんが快適で楽しいカメラライフを送れる用になれば幸いです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
んじゃ、またね~