みなさん、こんにちは!
今回はアロワナの飼育方法について解説していきます!
アロワナの飼育に挑戦してみたい!大きい水槽で魚を飼育してみたい方にまず知って頂きたい飼育方法をお伝えします。
アロワナってどんな魚?
まずアロワナがどんな魚なのかを説明していきます!
アロワナは1億年以上前から存在したとされている古代魚の一種です。
アロワナ目アロワナ科に属しており、南アメリカアマゾン川や東南アジア、オーストラリアに生息しています。
細長い体で口が上を向いており、下顎に二本のヒゲがあるのが特徴です。
体長は小さい個体で約60cm、大きいと1mを超えます!
寿命は10~15年前後で、最高30年生きたものもいるようです。
水面から飛び出すことが多かったり、体調に合わせた水槽が必要なことや、白点病やエラめくれ、目垂れ(メガずっと下を向いてしまう)などの病気が多発することから、飼育難度は高めです。
アロワナにもいくつか種類があり、その種類によって特徴が大きく異なります。
シルバーアロワナ
アロワナで最も大型になり1mくらいになります。
比較的安価で2000円前後で売られていることもあります(ペットショップによりますが)。
背びれと尻びれの付け根が長いが、尾びれが小さい。
人にもなれやすいので始めにアロワナを飼う方はシルバーアロワナを飼育してみるのが良いでしょう。
アジアアロワナ
東南アジアに生息しており、アロワナ飼育者の中で最も人気のある種です。
体長が70~cmくらいのものが多く、体表がとても綺麗に輝く特徴があり龍魚とも言われます。
アジアアロワナのさらにいろいろな種類があり、スーパーレッドやグリーンアロワナなどがあります。
IUCNのレッドリストに登録される絶滅危惧種で、さらにワシントン条約で国際取引が規制されているほど数が減ってしまっています。
ブラックアロワナ
ブラックアロワナは南アメリカに生息しています。
体全体に黒色とオレンジが薄く混ざり合う綺麗な色彩をもつ魚です。
体長が約80cmほどで、成魚と幼魚で体色が異なるケースが多いです。
ノーザンバラムンディ
体長が60~80cmほどで東南アジアやオーストラリアに生息しています。
鱗に斑点があり他のアロワナよりも鱗が丈夫です。
他のアロワナよりも体高や体の厚みがあり、ヒレもはっきりと独立しています。
アロワナの飼育環境
次にアロワナの飼育に適した環境についてお話しします!
まず水槽のサイズですが150~180cmが良いでしょう。
水深は50cm~、奥行きも60cm~が必要です。
ではこれより小さい水槽では飼育できないのかと言われるとそんなことはありませんが、最終的にアロワナは1m前後の大きさになります。なのでアロワナの体の大きさと成長に合わせて水槽を選ぶ必要があります。
個人的には初めから大きい水槽に導入するのをオススメします!
そのほかにアロワナは他の観賞魚に比べて飛び出す力がかなり強いです。
飛び出し防止のために頑丈な蓋を準備してください。
またアロワナは肉食魚でかなり水が汚れるので、濾過性能が高いフィルターが必要
です。
高価ですが、オーバーフロー式のフィルターがあると良いと思います!
飼育に適した水温は23~30℃ですが、白点病などを防止するため28℃前後で飼育するのが良いでしょう。
飼育水はpH5.0~7.5の軟水で飼育するようにしましょう。
また幼魚の時期は水質の変化に敏感なので、特に注意が必要です。
基本的に水槽はベアタンク(底に何も敷かないで飼育する)で良いでしょう。
またアロワナは酸素が多い環境を好むので強めのエアレーションがあると良いでしょう。
アロワナの餌について
次にアロワナの餌についてお話しします!
アロワナは肉食魚なので餌は生き餌を好んで食べる個体が多いでしょう。
生き餌の具体例として
- 昆虫(コオロギ。ジャイアントミルワーム、ローチ系)
- 金魚(小赤)、メダカ
- 甲殻類(スジエビ、ザリガニ)
- カエルやイモリ
などで良いでしょう。
生き餌の入手が難しい方は人工飼料でも良いです!
人工飼料では、カーニバルやクリルなど浮上性の餌を与えましょう。
沈下性の餌でも食べないことはないですが、目垂れを防ぎたい方は浮上性の餌を選ぶようにしましょう。
これらを1日2,3回与えましょう!
アロワナと混泳できる魚は?
最後にアロワナと混泳できる魚についてお話しします!
アロワナは縄張り意識が強い魚です。
特に同種同士でもケンカしたり争ったりしてしまうのでオススメできません。
かなり大きい水槽など広大な飼育スペースがあればできないことはないですが、しない方が無難でしょう。
正直、相手によりますが、アロワナを攻撃しない温厚な中型魚、大型魚が良いでしょう。
具体的にはダトニオやナイフフィッシュ、ポリプテルスがおすすめです!
逆に小型の魚やエビなどの甲殻類を入れてしまうと、アロワナの餌になってしまうので混泳できないことを覚えておきましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
まとめると
- アロワナは体長が1m前後、寿命は10年~
- 150cm以上の水槽が必要、蓋とフィルターも
- アロワナは肉食魚で、生き餌か浮上性の人工飼料を与える
- 攻撃しない中~大型魚との混泳は可能
以上です!
飼育上級者向けのアロワナの飼育に必要なことをお伝えしました!
水槽を置けるスペースにも余裕があり、なかなかハードルが高いですが、なんといってもアロワナの飼育はロマンがありますよね!
参考になれば嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
んじゃ、またね~
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