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【エロモナス】エロモナス症の症状や原因、治療方法について解説!【魚病】

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みなさん、こんにちは!

今回は熱帯魚がかかりやすいエロモナス症についてお伝えしていきます!

ヒレが赤くなってしまっている、飼っている金魚の鱗が逆立ちしている、そんな症状が見られたらもしかしたらエロモナスに感染してしまっているかもしれません。

 

ここではエロモナス症について解説していきます。

 

 

エロモナス菌とは

まずエロモナス菌がどういったものかを説明していきます!

 

エロモナスは淡水に生息できる細菌で2種類存在します。

運動性エロモナス・・・鞭毛を持っており、運動するエロモナスハイドロフィラー

非運動性エロモナス・・・鞭毛を持たず、自力で動くことはできないエロモナスサルモニシダ

運動性エロモナス25~30℃の水温を好みよく繁殖します。

一方、非運動性エロモナスは低水温を好みます。

じゃあどんな水温にしてもエロモナス症になってしまうの?と思ってしまいますが、強い病原性を持っているわけではないのです。

 

原因の前にエロモナスによってどういった症状が見られるのかお話ししていきます。

エロモナス症の症状

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ここで症状についてお話しします!

運動性と非運動性によってかかる病気は変わってきます。

運動性エロモナスが原因で患う病気・・・赤斑病(せきはんびょう)、立鱗病(松かさ病ともいう)

非運動性エロモナスが原因で患う病気・・・穴あき病、(せっそう病)

順番に説明していきます。

赤斑病

胸びれや腹側の皮膚や肛門が発赤したようになり、進行すると潰瘍や帯状にまで広がる。

肝臓がうっ血してしまい暗赤色になったり、腎臓が腫脹、壊死、崩壊していく。

一般的には鯉で赤斑病と言われ、皮膚、鱗に皮下出血斑が見られる。

部分的、全身に立鱗、腹水貯留や眼球突出が見られるケースもある。

立鱗病(松かさ病)

鱗の基の部分に水のようなものが溜まり、鱗が逆立ちしてしまう(一般的に重症化したものを松かさ病という)。

体表に出血が伴ってしまうことや食欲不振、腹部の膨張、眼球突出が見られる。

 

穴あき病

初期症状は皮膚が充血するのみだが、進行すると充血の拡大、鱗が脱落していく、最終的に筋肉などが露出してしまうため、穴あき病といわれている(諸説あり)。

以上の症状が見られたら、エロモナス症かもしれません。

次にエロモナスの原因について説明していきます。

エロモナス症の原因

 

ここで原因についてお伝えしていきます!

エロモナス菌は淡水ならどこにでもいます。

なら対策のしようが無いじゃん!怒ってかたもいるかもしれません。笑

しかし魚が健康な状態なら感染はしないのです。

感染してしまうのは外傷や体力の低下が主な原因です。

 

これは水槽内の環境が悪い、(例えば水質の悪化や過密に飼育している)菌に対する抵抗力が低下してしまったことによるものが多いです。

エロモナス症を治療するには

 

エルバージュエース

ではエロモナス症になってしまったらどうしたらいいのかを説明していきます。

治療方法では薬浴、塩浴が必要になってきます。

薬浴で使える市販薬としてはエルバージュエース、グリーンFゴールド、観賞魚用パラザンDなどがあげられます。

Amazonでエルバージュエースを見る

グリーンFゴールドを見る

観賞魚用パラザンDを見る

使用方法については薬によって異なりますので、記載をよく読んでお使いください。

もう一つの方法として塩浴があります。

塩浴では約0.5%の塩分濃度になるようにして一週間ほど続けていきましょう。

フィルターを止めてエアレーションを入れるもしくは強めましょう。

これはフィルターに薬や塩分が付着したり、フィルターのバクテリアが弱ったり死んでしまうのを避けるためです。

また、できるだけ餌を与えないようにしましょう。消化は体力を使うので回復が遅くなってしまうケースがあるためです。

塩浴は魚にとっても体力をあまり使わないので、薬浴をする前に試してみても良いかもしれません。

しかし、2,3日塩浴を行っても症状の進行が止まらない…と言う場合は塩浴に切り替えましょう。

他にも殺菌灯などがありますが、僕は使ったことがないので紹介程度にしておきます。

運動性エロモナスの場合は水温を22℃くらいまで1℃ずつ下げていくのも効果的です。

自然治療する場合もあるようですが、あまり期待しない方が良いでしょう。

エロモナス症になってしまったらこれらの対処は避けられません。

では感染しないためには何が必要なのかを次で説明していきます。

エロモナス症を予防するために

 

最後にエロモナスを予防するためには何を行えばよいのでしょうか。

できる予防としては

定期的な水換え

魚を網ですくったりなどストレスを極力与えない

過密飼育を避ける

水草など魚の隠れ場所をレイアウトで作る

などです。

先ほども記述しましたが、ストレスを与えないことや体力を使わせないことが予防に大切です。

運動性エロモナスに感染させないために水温を下げていると白点病などにかかってしまう可能性もあるので水温は魚ごとに適した水温で大丈夫だと思います。

白点病に関してはコチラ↓

いかがだったでしょうか。

できればペットには長生きしてもらいたい、そのために病気の知識があったほうがいざというときのためになりますよね。

もしウチの魚、もしかしたらエロモナスかも?と思ったらこの記事を参考にしてみてくださいね。

参考になれば嬉しいです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

んじゃ、またね~

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