みなさん、こんにちは!
今回はコリドラスの飼育方法についてお伝えしていきます!
「コリドラスもいたら掃除の頻度が少なくて良くなる!」と思って他の熱帯魚と一緒に飼われる方が多いのではないでしょうか。
しかし、実際はそうでもないんです。笑
そんなコリドラスの飼育方法について詳しく解説していきます。
ではいきましょう!
コリドラスってどんな魚?
コリドラスとは南米のアマゾン川などに生息しているナマズの仲間です。
ヒゲの棘条に毒を持つ種もあり、吻(口や周辺の突出した部位)の長さでショートノーズ、セミロングノーズ、ロングノーズと種類分けされます。
一般的にショートノーズは正確も落ち着いて飼育が容易であるとされており、ロングノーズは縄張り意識が強い個体が多いといわれています。
コリドラスの寿命は約3~4年です。
雑食性で体長は3~5cmくらいになります。
餌を食べるときは、砂の中に口先を入れ込むようにして餌を探します。
かわいらしい見た目でマニアも多く、コリドラスパンダや白コリ(アルビノ)などの品種が非常に人気がある熱帯魚です!
コリドラスの飼育に必要な環境は?
コリドラスの飼育に必要な水槽のサイズは、数匹なら30~45cmで十分でしょう。
飼育水は弱酸性~中性の軟水に、水温は25℃前後にしましょう!
30度を超えてしまうと弱ってしまうので注意してください。
加えて室内の方がより安定して飼育できるでしょう(特に気温の変化が激しい冬場)。
またコリドラスは水質の変化に弱いので、水あわせは適切に行い、水換えも週に一回行うのがベストでしょう。
水質が悪いとヒゲが短くなってしまうことがあります。
また微弱な水流があると良いですが、これはフィルターなどの水流で十分だと思われるので考えなくても問題ありません。
また底に敷くものはコリドラスが怪我をしないように、鋭利なものや大きなものは避けるようにしましょう。
また水槽を掃除してくれるイメージのあるコリドラスですが、糞が多く出たりするためすぐに水を汚します。
そのため、とがった部分のない、且つ掃除のしやすい細かい砂を選ぶと良いでしょう。砂も厚めに敷かない方が良いです。
コリドラスの餌は?
次にコリドラスに適した餌についてお話しします!
コリドラスは見ての通り水槽の下層を泳ぐため、餌は沈下性のものが良いです。
コリドラスには人工飼料か冷凍赤虫を与えることをおすすめします!
冷凍赤虫は栄養価が低いので、コリドラスが痩せてしまうケースがあります。
ですので冷凍赤虫と人工飼料を交互に与えるなどの使い分けをしたほうがよいでしょう。
市販ではコリドラス専用の人工飼料もあるのでそちらを試してみるのも良いでしょう。
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実はコリドラスは大食漢と思えるくらいの大食い魚なんです(見た目とのギャップがすごいですが笑)。
なので餌を与える頻度は1日に1,2回、多めに与えましょう!
その分、糞で水が汚れやすいので頻繁に水換えが必要になるんです。
またコリドラスは水槽の掃除係でコケも食べてくれる!と思われている方が大半だと思いますが、それは間違いなんです。
実はコリドラスはコケを食べません。間違えやすいので覚えておいてください。
コリドラスの繁殖について
まずコリドラスのオスメスの判別方法についてお伝えします。
一般的にコリドラスはメスの方がオスより大型です。
また腹びれの形が若干ですが異なり、メスは丸くてうちわのような形をしています。
コリドラスの繁殖をするときは他の魚は入れず、コリドラスのみにするのがよいでしょう。
繁殖の起きる前兆としてオスがメスを追いかけます。そしてオスのおなかにメスが口をつける行動が見られたら産卵が近いです。
卵は粘着質で水草の裏や壁面などに産み付けられます。
卵を確認したら他のケージに移しましょう。そのまま数日放置してしまうと親や他の生き物にたべられてしまいます。
未受精卵はカビが生えてしまうので、判別が付いた段階で省いておくようにしましょう。
卵が孵化するまで約5,6日かかります。
孵化後数日間はヨークサック(要するに卵黄)という栄養の塊があるので餌は必要ありません。
その後はブラインシュリンプか稚魚用の人工飼料を与えるようにしましょう。
稚魚は体力もあまりないので水流も非常に弱くしてあげてください。
3ヶ月ほどで親と混泳できるようになるでしょう。
コリドラスと混泳できる魚は?
最後にコリドラスと混泳可能な魚種についてお話しします。
コリドラスは低層を泳ぐので、一般的に中層以上を泳ぐ魚なら混泳は可能です。
しかし大きい魚などと一緒にしてしまうとコリドラスがいじめられてしまう可能性があるので注意が必要です。
また暮らす領域がかぶってしまうエビなどは餌の取り合いになってしまい、どちらかに餌を与えづらくなってしまいます。
絶対に混泳は不可能というわけではありませんが、初心者の方や慣れていない方は星にさせてしまうかもしれないのでやめておいたほうがよいでしょう。
また魚ではありませんが、水草にも注意が必要です。
コリドラスには砂を掘り返す習性があるので、活着しやすい水草を植えるようにしましょう。
おすすめとしては、アヌビアス・ナナやミクロソリウムが適しています。
個人的におすすめなのがエンゼルフィッシュとの混泳です!
中・低層で泳ぐ二種がとても見栄えも良く、水草を植えることでより本格的なアクアリウムになること間違いなしですよ!!
まとめ
いかがでしたか?まとめると
- コリドラスは餌の残りは食べるが、コケは食べない!
- 水温は25度前後、pHは弱酸性~中性
- 底砂は細かい方が良い
- 餌は1日1,2回、沈下性の人工飼料か冷凍赤虫
- メスはやや大型で、卵は水草などに産み付けるので隔離する
- 混泳はほとんどの種で可能、しかし大型魚やエビ、水草に注意!
以上のことを気にしてかわいいコリドラス水槽を作ってくださいね!
参考になればうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
んじゃ、またね~
情報提供:Tsuyoshi. K.